ツールドにし阿波に参加してきました。
色々な意味で”きつかった”です。
以下、コンディションとコースパートごとの”状態”を書き留めておきます。
コース
1.イベントまでのコンディション
5/1~5/9 インフルエンザで死亡
5/10 久々に自転車に乗るが、心肺機能が終了気味
5/12 L4 10分 X1回の練習
5/13 L3 50km
インフルエンザって時点で完全にアカン感じですね。
39度以上の熱が4日続いたときは、
「インフルエンザってこんなに辛いんだね」
と痛感しました。
5/12 5/13は”とりあえず自転車に乗れるか確認し”イベントに臨むことにしました。
2.イベント(中身)
スタート~後山(入口)
インフルエンザの影響で心肺機能に不安はありましたが、
前日にそこそこ乗れたので、参加を決意しました。
スタートは285番目と後方でしたが、それは逆に先行組も後発組もあるという事で、ローテが成立すると予想してましたが見事に成立しました。
この序盤の平地部分はローテを回しながらアップをしつつ、気持ち良いライドで終わりました。
後山(登り)
4本ある山のうち、1本目の山がこの”後山”です。
距離は7.5km 勾配7.5%とそこそこの山ですね。
只、インフルエンザ症状の再発が怖かったので、強度は3倍までと決めてました。
強度が3倍としょぼいので、登りに自信のある人達にはどんどん抜かれてしまいましたが、
この後山は3倍の強度で登り切ることできました。
「おっ!3倍ぐらいならば、このまま走りきれるかな???」
という手応えを感じました。
後山(下り)~落合峠(入口)
下りと微妙な登りの区間でした。
知り合いと偶然に出会った為、少し雑談をしながら気持ちよくライドしました。
落合峠(登り)
4本ある山のうちの2本目の山が”落合峠”になります。
距離は12km 勾配8.0%と”このコース一番の難関です。
一応、ここでも強度は3倍を目安に登る事にしていたので、
知り合いとは千切れてサヨウナラ。
そうこうしてるうちに、4kmほど登った地点で急ブレーキ
心肺が140ぐらいから上がらなくなってしまいました。
ちなみに140はL3入口ぐらいの強度です。
強度を上げようと試みるも、心肺が答えてくれません。
そして、無理に強度を上げると”体が酸欠になって寒気がする始末・・・”
命からがら落合峠頂上のエイドにつきましたが、
サポートの人から
「真っ青ですよ ?大丈夫ですか?」
と心配されてしまいました・・・・
エイドにある食材で補給しまくって体裁を整えましたが、
ここで作戦を「完走」に切り替えました。
落合峠(下り)~太刀野山(入口)
下りながら、どうやったら完走できるか?を自問自答しながら走ってました。(足切の時間も気になる)
幸いにも”ウインドブレーカー”を持参していたので、
下りはしっかり着込んで体力の温存に努めました。(それでも寒気満開)
さらに各地点のエイドでは汗を乾かすぐらいまでしっかりと休憩をとりました。
とにかく体調不良でパニックにならないように努めた感じです。
心が折れたら即アウトですから・・・
太刀野山(登り)
4本ある山のうち3本目の山が太刀野山になります。
距離は12km、勾配6%と落合峠よりは優しい設定。
ここまで体力の温存に努め、MAX心肺140を確保して登りをスタートしましたが・・・
5kmほど登ると今度は”咳”が出るようになってしまいました。
風邪をひいたに深呼吸をすると咳でますよね?
要はあの状態です。
言うなれば「はぁ~はぁ~ぜぇ~ぜぇ~」して登りますよね?
それすると咳が出るようになってしまったという事です。
こうなると強度をさらに下げるしかなく・・・・
心肺130ぐらいまで落としました。
130となるとLSDぐらいのレベルです。
幸い勾配が6%と比較的緩やかだったので、LSDのレベルで登頂しました。
太刀野山(下り)~西山(入口)
向か風 + 20kmぐらいの平地区間でしたが、必死でローテを繋いで走破しました。
死に体な状態でローテに参加してるので、千切れまくりでした。
でも、諦めずに千切れては次の集団に参加を繰り返し・・・・
なんとか足切のタイムはクリアしました。
西山(登り)
最後の登り区間です。
距離8km 勾配6%
元気な状態なら、最後の山という事で喜々として登るのですが、
もう山に入った瞬間から”真っ青”状態でした(涙)
強度はLSDレベルが限界
ついでに”咳”も定期的に襲ってきて、呼吸すらつらいですし・・・
補給食のゼリーも食い尽くし、体力もほぼ限界状態でした・・・
という事で、気力で登りました。
途中・・・
女の子にパスされたり・・・(可愛い女子のケツすら追う元気なし)
おじいちゃんにパスされたり・・・(挨拶をかわすのが精いっぱい)
色々とプライドがズタボロにさせられましたが、ある意味いい経験でした。
西山(下り) ~ ゴール
普通ならラストスパート!!!となるところですが、
自分の場合は「体調不良からくる寒気と戦ってました」(涙)
日陰は寒いのでウインドブレーカーを装着し・・・
太陽が出ると汗がでるので、ウインドブレーカーを脱いで・・・
そんな事を何度か繰り返して市街地まで下りました。。
ゴールが近づくと、信号待ちで人も集まってきて、なにやら楽しそうな雰囲気になりましたが、
なかばヤケクソで”真っ青な顔で無理やり笑顔を作って”ゴールしました(w
3.総括
気力で完走しましたが、 落合峠で”リタイヤ”が正解だったように思います。
もしくは、DNSでも良かったかもしれません。
更に自分の体調との対話が精いっぱいで、全くイベントが楽しめませんでした。
景色がどう?とかエイドが良かったとか?
そんな考えてる余裕がなかったです(汗)
ゴールした瞬間も咳が出てて、知り合いから肺炎を心配されましたし・・・^^;
で、次の日の仕事は休めなかったので、
”風邪薬””抗生剤””解熱剤””栄養剤”と・・・・これまたヤケクソな投薬して寝ました^^;
ま~”抗生剤”以外は市販薬なんで何とかなるかな?と思いましたが
結局、何とかなり・・・・
今日、仕事をエンジョイして、このブログを書いてます。
パワーデータを見返しましたが、
ツールドにし阿波の全体的はこんな感じでした。
何が悪いのかわかりにくいと思うので簡単に説明すると・・・
コースレイアウトを4本の登りととらえるならば、
普通は下記のような心拍数になります。
上記の図のように強度に合わせて心拍は上下しますよね。
只、この日はエイド挟んでも、平地走行でも心肺は休めてませんでした。
結果的に落合峠ぐらいから、本能的に体が急ブレーキをかけた感じでしょうか・・・
そして、自分はその本能が示す心拍数やパワーでやりくりしてゴールした感じですかね。
これからは平地やローテに入っても、心肺が下がらない時は
要注意って事かもしれません。
ま~咳が出てる時点で、心肺が休まるわけないですしね。
ん~ま~最後に落合峠で撮った写真を一枚アップしておきます。
写真は下手なので、これで勘弁してください(涙)